不良男VSツンデレ女


顔に出てる…?
私が…?
そんなわけないない!!

「じゃ、お言葉に甘えてもらいまーす」

私は俊哉のB定食の唐揚げを一つもらう。

ウ〜〜〜ン♡♡
美味しすぎる‼︎‼︎‼︎‼︎

「夢っておいしそうに食うよな」

だってさぁ…

「おいしいんだもん‼︎」

美味しいから美味しそうに見えるって普通……だよね?

なんてことを考えていたときだった。

隣のテーブルに誰かが座る。
すっすら香るシトラスの香り。
香水をつけるのなんてE組のやつしかいない。
ったく誰だよ。
私は隣にいる男の顔を見て固まる。

…こいつ。
どこかで……

「「あ!」」

私と目の前にいる男……

麻生和樹と声がハモった。

「誰?知り合い?」