世界を敵にまわしても

先生の声にあわせて…私の心臓がトクントクンと音をたてる

そんな私の思いをつゆ知らず、先生は私の顔を覗き込む。

「もう大丈夫か…⁈」

先生の言葉に私は頷く。

「よし、じゃぁ…もうちょっとたったらちゃんと来いよ…」

そう言って、先生は屋上からいなくなってしまった…