世界を敵にまわしても

先生の大きなため息とともに私はなんだか急に怖くなった。

あのまま…先生がこなかったらどうなっていたんだろう……

死んでた…………

”死”っという文字が私の心に重くのしかかる

死…………………

私は……………?

先生を見ると、ぎょっとした顔で私を見ている先生。

「泣くな…」

それだけ言って、私の背中をさする先生

でも…次から次へと涙は溢れてきた

怖かったからかな……

死ぬのが……怖いと思った。

私のせいで死んでしまう人もいるかもしれない。

こんな思いをするのかな…

「泣くな…」

先生の優しい声が耳に届く。

いつの間にか私は先生の腕の中にいた…