世界を敵にまわしても

私がおそるおそる目をあけると、

私のしたには先生がいた。

「せんせ……」

私は起き上がって先生をよぶ。

「あのなぁ…なんでお前はそう…」

そう言って先生は私の肩をがしっと掴む

「痛いとこはっ」

強い口調で私に言う先生。

私がきょとんとした顔で先生を見ると

困ったような顔で私をみる先生。

「だから、怪我ないかって」

私は大きく首を上下にふる