世界を敵にまわしても

「大丈夫!花好きに悪い人はいないよ」

彼は優しい笑顔を私にむけた

今日は、駅までの道を断念して途中でお別れ。

「今日は…ありがとうございました…」

私の言葉に彼は右手を首の後ろにやって首をさすりながら少し考える仕草。

「ん……。敬語はやめてよ」

そう言って、彼は私を見る。

私はぺこりと頭をさげて、中原商店街を歩いた