世界を敵にまわしても

先生がドアを開けると、使われていなかったせいもあって、埃がまってるのがわかる

「すっげぇ埃……」

先生は咳き込んで私を見る。

先生の鋭い目つきにびくっとなってすかさず会議室に入る。

「せんせ……あの……」

課題をもらって早く帰りたい

そんな私の気持ちとは裏腹に先生がほうきを私に渡す。

「あの…………」

私がなにか言いかけようとすると、先生はにっと笑って言う。

「はい、掃除だよ。そのほうきでね」

私のもってる(入ってきていきなり渡した)ほうきを指さす先生

はぁ…⁈なに言ってるの…この人