彼女と二人で話してると、

先生が入ってきた

「おい、そろそろ席つけよ。」

先生の声に生徒たちがきゃーきゃーと騒ぐ

みると教卓の上にナダルが立っていた

「ちょ、ちょっと…今日、薫ちゃんなの!!」

藍里は目を輝かせて声を張り上げている

ナダルは似合わない眼鏡をくいっとあげてふにゃんと笑った。

「そうですよ。はい、テストしましょうね。」