世界を敵にまわしても

パパは私を見て、ナダルにむかって静かに頷いた

「パパ……ねぇ、パパ…」

何かを問いただそうとして、パパを呼ぶ

でも、静かに私を見るだけで、何も言ってくれない

それを横目で見ながら、ナダルが部屋を出て行く

パパをきっと睨み、私はナダルを追いかけた。