世界を敵にまわしても

「これを……」

突然、ナダルが私に封筒を差し出す。

「何……これ…」

私の言葉にナダルはふわっと笑う。

「彼が……レンさんが……自分に何かあったら…お嬢様に渡してくれと……言われておりましたものでございます…」

私は彼の手から封筒を受け取った。

パパは立ち上がり、病室から出て行こうとする。