世界を敵にまわしても

させない……そんなこと。

私は拳をきつく握りしめる。

「……君には…勿体無いんだよ。これをもっと有効活用できる人が……使わないとね……。」

そう言って彼は、先生に傷つけられた足を引きずりながらも…

なんとかその物体をもって行こうとする。