世界を敵にまわしても

「させないわよ………」

振り返ると、藍里が一人立っていた。

「この世界を私のものにするのっ。だから……だからそれを私に渡しなさい。」

私のもとに一歩一歩近づく。

その恐怖にやられそうになったとき、

先生が私の前に立ちはだかる。

「何の真似⁈」

藍里の声に先生はふっと笑う。

「お前に傷つけられるくらいならと思ってな……」