世界を敵にまわしても

「鍵はその……ペンダント…それから…お前の血……」

先生の言葉に私は小さく頷く。

無駄にできない。

「どう使おうが……お前の勝手だ。」

冷たい声がこの冷たい部屋に響く。

コンクリートのこの部屋はなんだか危機っていう危機を感じさせない。

私が自分の指に先生の持っていた小型ナイフをツーっとあてる。

血がポタポタと落ちる。

それを十字のついたペンダントのへこんだ部分に染み込ませようとした時…

後ろで声がした。