世界を敵にまわしても

先生…

耳塞いでても……聞こえるよ…

「…アリン……」

その声に被さるように、先生が小さく呟く。

「……だから……ここで死んで…」

藍里の弱々しい声。

「できない……私…止めなきゃいけないから。」

藍里には伝わらないかもしれないけど…

それでも私は彼女をまっすぐみる。

その言葉に、藍里のぎりっと歯を噛む音が聞こえた