世界を敵にまわしても

「カイっ!!」

私が声のするほうを見ると、カイが立っていた。

「ここは俺に!ナダルさんたちは先を急いでください」

カイの言葉にナダルは大きく頷き、私の腕をとる。

「いきましょう。」

私たちは走り出す。

全てを…止めるために