なんとかする。

そう心に誓った。

それでもやっぱり…危険は刻一刻と迫っていた。

それにきづかなかった…馬鹿な私。

すっかり遅い時間になってしまった…

急いで階段を下り、

心臓破りの坂を全力疾走で下っていく。

商店街に差し掛かって、

ふっと息をついたとき、慌てて鞄を落としてしまった。

拾おうと思って手を伸ばす。