世界を敵にまわしても

なかなか離してくれない先生。

「せんせ………」

私の声に先生の身が一回震える。

もっと抱きしめる力が強くなる。

「……んせ…」

ぎゅっと抱きしめられて、

少し苦しくなる。

右手で先生の胸をとんとんと叩く