世界を敵にまわしても

「私を愛してくれる人には会えないわ…あなたから受けた傷があまりに大きく、私を愛してくれる人はたぶん誰もいないの…
だから、悪かったって言って。そうしたら、生きることができるから」

一呼吸おく。

深く、深く……

「だから、だから…全てがうそだったなんて言わないで。先生…悪かったって、悪かったって言ってよ…」

震える声にとともに涙が出る

泣いてしまった…

泣かないって決めてたのに…