世界を敵にまわしても

そんの思いを心にしまって、

今度は私が先生をまっすぐ見つめる。

先生は、ふいっと顔をそらして答える、

「もう、終わったから……」

そう言って、階段をタンタンとおりる音がする。

ふふっと笑って私は俯く。

「終わりって…何が…⁈関係⁈…私となにも始まってもいないのに……変な人……」