世界を敵にまわしても

私は椅子に座らず、先生を見る。

先生…

私、まだあなたの言葉で聞いてないね

「先生…私はあなたを知りたいです…」

声が震える

泣かない

唇を噛み締めてまっすぐ先生を見つめる

先生は、なんだかわからないみたいな顔を私に向ける