「うん……」

パパの言葉に息がつまる。

反対を押し切ってここまできた。

今更パパに頼るなんて馬鹿げてるかもしれない

でも、他にやりかたがわからなかった

『どうした…。』

パパの静かな呟きが、私の耳にこだまする。

「教えてほしいことがあるの…。」

一つ間をおいて静かに話す、今までのこと。

「ナダルが、私の学校の先生が怪しいって言ってた。暗殺部隊の一人だって…ナダルはそういう情報、どうやって手に入れてるの…?」