小さな手鏡を見ていると、首筋の所にいくつかの虫に刺されたような跡が付いていた。 …これは何なのだろう。虫にでも刺されたのだろうか? まぁいい。塗り薬でも貰おう。 髪を梳かし終え、いつもと少し違う、淡い桃色のワンピースに袖を通し、大きい鏡の前に立った。 …似合うかな。大丈夫かな…。 って、何心配してるのだろうか。