夢中になって描いていると、どれくらいの時間が過ぎたのか分からなくなった。 多分、もう10時を過ぎているだろう。 夜ご飯を食べていないから、お腹がペコペコだった。 「…一旦切り上げましょう」 絵の具の道具を片付けると、画用紙を隠し、外へ出た。