あの日に出会ったキミと。

海は、青くて眩しかった。


彼は眩しいような笑顔で、微笑みかけてきてくれた。


彼と私だけの海だった。



ひとつひとつ思い出していくと、思わず赤面してしまい、口元が緩んでしまう。


この絵は私だけの小さな秘密。


サラサラと筆を動かし、その度にキュンと胸が苦しくなり、それが何かもわからないまま、絵を描きつづけていた。