あの日に出会ったキミと。

サァっと爽やかな風が吹く。


潮の匂いがした。潮のいい匂いがした。


「海、行こう!」


思わず口に出していたことに気がつかないほど楽しかった。


それがひとりでも、これ以上ないほどのしあわせだった。