『話があるんだ』

『なに。私、早く寝たいの…
早く言って』


すると龍くんが正座をして私に
向き合い、こう言った



『この前は傷つけるようなこと言ってごめん。それと俺のせいで何度も泣かせてごめん…あーっ、と…えと…』


『もう大丈夫だから、私。』


『ちがう!俺、本当は最初に会った時から姉さんに、優亜に惚れてたんだ…

でも姉弟になるからこの思いを必死で他の女にぶつけて消さなきゃいけないと思った。
だけど消すなんて出来なかった…』


『うそ…!じゃあなんで私が告白した時に振ったの!?』


『姉弟だから駄目だと思ったんだよ。

でも、本当は優亜が好きって言ってくれたとき凄い嬉しかったんだ。

本当に。だから、今度は俺から言わせて?』