「…璃子ちゃん、久しぶりだね」 「はい」 「篤人も璃子ちゃんと同じ大学に行ってくれれば心配しなくて済むんだけどな」 「…親父」 篤人は少しムッとした様に言った。 「篤人なら大丈夫です!あたしが保証します!!」 「…璃子」 「そうだな。璃子ちゃんが言うんだから大丈夫だよな」 「…もういいよ、俺の話は」 「…たまには帰って来いよ」 「…あぁ」 「…じゃあね。璃子ちゃんも頑張ってね」 「はいっ!」 そう言って、お父さんは帰って行った。 …本当は篤人が居なくなって寂しいんだろうな。