「ん⁇」

「まだ澪達帰ってないのかなー⁇」

「そう…みたいだね。真っ暗…。」

「電気ってどこかな⁇」

「ここ。」

パチンッ




「じゃあ、手洗ってくるーっ」

「僕も。」

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ピンポーン


「はーい‼︎」

《澪だよー‼︎開けてー‼︎おい。うるさい。いいじゃん‼︎じゃま。なんでっ⁉︎耳が痛い。わーわーわー‼︎年上とは思えないな。年上ですーっ‼︎このちっちゃいのの、どこが年上なんだよ。沙梨ー⁇開けてー‼︎開いてるんじゃね。まじか‼︎ガチャガチャ開いてないじゃん‼︎開いてたら危ないから防犯は◎だな。はぁー⁉︎》


「今…開けるね(苦笑」


「おかえり。」

「綾斗と沙梨も帰ってたンダね、‼︎」

「うんっ‼︎」

「翔と羽琉は⁇」

「まだみたいです。(ニコッ」

「綾斗ー‼︎これ、冷蔵庫にいれるの手伝ってっ‼︎」

「うん。」


「綾斗…、沙梨とはどうだったの…⁇(コソッ」



「付き合い始めた…。」

「ええええええ‼︎‼︎」


「うるさい…。(コソッ」

綾斗はそっぽを向く。

「良かったね…っ。綾斗、沙梨のことやっぱり好きだったんだーっ(ニヤニヤ」

「…、うん…。」

「そっかー‼︎良かった‼︎」

ぎゅーっ


澪は綾斗を抱きしめる。


「…っ、離して、おねーちゃん。」

「可愛い弟めっ(ニコッ」

「離してよ…っ」

「やっだー‼︎(ぎゅーっ」

「…っ。ほら、どいて」

「綾斗は本当に釣れないんだからーっ」

「はいはい。」







なんで忘れようとしてたのに。




お願いしたのに、忘れてないじゃん。



僕はもう、神様なんか信じない。