ガチャッ

「ただいまーっ」

「ただいま。」


部屋は暗く、物音もしない。

「なんだ…。誰も居ないのか⁇」

「…みたいだねっ、先にご飯作っとこうかっ‼︎」

「んー。それはちょっとな、」
「…っ」


ソファーに押され、視界が見えない中必死に奏を探す。

「カフェで待てさせられた犬の気持ち、分かる⁇」


「みんな、帰ってきたらどーするの…っ、やめてっ」

「先輩さー、いっつも嫌がるけど、俺のこと本当に好きなの⁇」


「う、うん…っ、さっき言ったのに…っ」






「じゃあ信じれるようにしてよ。(コソッ」


「…っ!!」

チュッ




がチャッ

「ただいまーっ」