街に出て、少し疲れたのでカフェに入った。

「ちょーど角空いてるな。」

「うんっ」

「……。」



『おねーちゃんだって何も分かってないくせに…っ‼︎』

あれはどーゆー意味だったのかな…。

私が言ったのは、人の気持ちを弄ぶなってことだし…。

もしかして……。






綾斗は、沙梨の事が本当に好きだったのかもしれない!!

それだったら悪いこと言ったな…。

『別に俺、うそ言ってないからいいもん』

これは、やっぱり沙梨の事が…好き⁇



そうなのか!!!!!


綾斗、綾斗よごめんよ!!!!!

なら今頃どうしてるのかな……。


「お前、さっきから何キラキラしたり凹んだりしてんだよ。」

「あぁ、ごめんっ」

「俺と一緒に居るって自覚、ねえの⁇」

「あ、ああああああるよ、‼︎」

「…そうか。ならいい。」

「…⁇」

今日は、やけに奏が素直だ。

何かあったのかな……。

「か、かなで…⁇」

「ん⁇」

「なんか…あった⁇」

「…。」

「もしかして、私のせい⁇
そーだったら、私、なんでもするから‼︎だから言ってね‼︎」

「ふーん。」

「…っ。」



ドンッ

「本当になんでもする…のか⁇(ニヤッ」