「奏さん、ちょっといいですか?」

「綾斗、どした⁇」

綾斗に呼び出される。

『澪ちゃん、アイス食うか⁇』

「何味があるんですかーっ⁇」

翔は澪と話している。

「あの…。姉のこと…、守ってくれますか⁇」


「…⁇」

「姉は…、姉が前に女子から嫌がらせなどをされていたので…っ」

「⁉︎」



「だから…、。」

「大丈夫。俺のせいで澪が嫌な思いをしてるんだったら、俺の責任だよ。俺、澪のこと…守るから。」




「…っ、ありがとうございます…。(ニコッ」


「綾斗ー‼︎奏ー‼︎来てー‼︎‼︎」

「行こう。」

「はい…っ」


「どしたん……。」




遠くの夜空に打ち上がる光の花。


「綺麗ー‼︎」

『今日、花火の日だったんだなーっ』


四人は花火をずっと見ていた。

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『澪ちゃんと綾斗、今日泊まってくか⁇』

「先生っ、そんな悪いですよっ」

「そうですっ、そんな長居は…、」

『いいよな⁇奏。お前も泊まってくだろ⁇』

「…まぁ、もう暗いしな。山を下るのは危ない…。」

『だとよっ(ニコッ』

「…じゃあ…お言葉に甘えて…っ(ペコッ」

『おうっ‼︎』

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「「おじゃましましたっ」」

『また来てねーっ』

「ありがとうございますっ‼︎」

「先生、また明日ね。」

「俺も帰るわ。また来る。」

『おうっまたなっ(ニコッ』


「ねえ…奏、今日午後から部活じゃ…」

「あ、やべっ‼︎」

「急いで帰らなきゃじゃん。」

「急ご‼︎」


夏休みの始め遊んだ二人は、まずは迫るコンクールに向けて部活を頑張ることになる。

綾斗は受験に向けて勉強だ。