佐倉家大波乱!!

「ち、ちょっと貸して!!」



歳「おい!!」



無理矢理土方さんの刀を奪って抜いた。



「え・・・・・・?」



ズシリと重く、



光に反射して煌めく刃。



硬直して動けなかった。



歳「返せ!」



手からあの重みがなくなる。



・・・・・・本物だった。



けど、それを知った瞬間、寒気がした。



こんなモノ、なぜ彼らが・・・・・・?



「何者・・・・・・?」



私は彼らに問う。



歳「新撰組だ」



そう答えた彼の瞳は真っ直ぐ私を射抜いた――――・・・・・・