「俺たちは新撰組だ!」



・・・・・・は?



「冷やかしはお断りでーす。さっさと帰りやがれコノヤロー」



そう言うとしっかり鍵をかけ、寝室へと戻った。



「さぁ、寝よう」



ボフッと布団をかぶって目を閉じた時、



ピンポーン・・・・・・



ピンポン、ピンポン、ピンポーン・・・・・・



ピン「うるせぇーんだよ!!寝させろや!!」



「やはり、コレを押すと出てくるのだな」



何冷静に解析してんの!?



人の睡眠妨害しといて!!



「てか、そんなの当たり前だろーが!」



すると、全員がキョトンとした顔をする。



え、なに?



「し、知らないの?」



全員が首を縦にふる。



まさか、と考えが浮かぶ。



「・・・・・・馬鹿らし」



あるはずがない。



"本当に新撰組だったら?"



なんて・・・・・・



「その、迷惑かけて申し訳ないのは承知だが・・・・・・
 話だけでも聞いてくれないか?」



ドア越しから伝わる真剣な声。



「・・・・・・はぁ」



ガチャリと鍵を解き、ドアを開ける。



そこには目を見開いて驚いている奴らがいる。



「話・・・・・・するんでしょ?」