大好きな手

岩崎健人サイド


俺の彼女は相原絵里(アイハラエリ)



隣のクラスの女の子で、いつも佐々木桃香と野田敦と3人で行動してる。

絵里は美人で身長が160センチくらいで手足が長くスタイルも良い、

佐々木は小さくて可愛い感じで、

野田敦も長身で文武両道で悔しいがカッコイイ。

こんな3人でいつもつるんでるんだから学校では有名で、勿論俺も入学当初から知ってた。


佐々木は1学年上のイケメンな彼氏がいるから、絵里と野田は付き合ってるともっぱらの噂だった。


絵里との出会いは、最寄り駅が一緒で朝頻繁に駅で会う事から。3回目に会った時に絵里の方から声をかけてきた。



「岩崎くんだよね?私は隣のクラスの相原絵里。よろしくね‼︎」とニッコリ笑ったんだ。その笑顔で落ちてしまった俺。



それから仲良くなるには時間はかからなかった。


絵里は美人なのに、大口開けてよく笑うし、明るくて、優しくて、
野田と付き合ってるかもと自分に言い聞かせてもどんどん気持ちが募って引き返せなくなった。


そして、あの公園で告白したんだ。


付き合える事になって、有頂天で帰宅したら、全日本の強化コーチが我が家に来ていた。


選手が1人怪我で離脱したので、変わりに徴収されるとのこと。



高校2年生で全日本の強化合宿に参加出来る事はかなりの良い経験になる。



すぐに支度して着の身着のまま連れ出されて一週間。



その一週間、キツかったけど何もかもが俺にとってプラスと思ってがむしゃらにがんばった。



絵里の事も寝る前になると思い出した。
会えない一週間で冷める所か、想いは募った。
絵里の笑顔、絵里の甘い香り、抱きしめたい気持ちを必死に抑えて我慢した。



合宿が終わり、その足で学校に戻った。運良く下校中の絵里を捕獲できた。



野田と一緒でかなり嫉妬したけど、どうやら野田と絵里は俺が心配するような仲では無かった。
野田は完全に絵里に惚れてるけど、超絶鈍感な絵里は全く気がついてない。
それ以上に、絵里も俺のことが好きと言ってくれた事で不安は消えた。



絵里は美人で誰にでも優しいから、常に俺はハラハラして、嫉妬してしまうけど、俺の事を好きって言ってくれたんだ。



だから俺は絶対に絵里を手放さない。
野田の事はすごーーく嫌だけど、今まで絵里に悪い虫がつかなかったのは悔しいけどあいつのおかげ。
だから絵里が野田を親友と言ってるうちはクラス内で一緒にいても許す。



でも絶対、野田を好きになるなよな。



合宿から帰った翌日から、俺は絵里と出来るだけいるようにした。野田はウザがって、佐々木はニヤニヤ。絵里は????という感じで超絶鈍感発揮してたけど、本当カワイイんだ。



だから野田と絵里という組み合わせを壊したくて。俺と絵里にしたくて。



ギューッと手を握って抱き寄せると、途端に赤くなって下を向くんだけど、ニコニコしてるんだ。それは俺にしか見せない顔。誰にも見せたくない顔。
その場でキスしてめちゃめちゃにしたくなる顔。たまらなく愛おしい。



絵里、大好きだからこの手を離さないでくれ。


第2話完