あのね、先生。


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純粋に楽しいと思った。

キッチンに2人で並んで立って、話しながら料理して。

会わなかった間の話とか、先生が最近女子生徒によく捕まるけど誰が誰だか分からないって話とか。


「んふふ、先生ダメだよ?名前はちゃんと覚えなきゃ」

「いつも5、6人で駆け寄って来んだけど、毎回違う子なの。全員仲良い子かなって思ったら学年違ったりするし」

毎回違う女子のグループが駆け寄ってくるから、分かんないと。

それも学年が違ったり。

「やっぱ先生人気者だね」

学年問わず人気があるってことでしょ?


「んふふ、ヤダよそれ。部活遅れて美術部の子に怒られんだもん」

一緒に作ったご飯を先生は綺麗に食べてくれて、立ち上がってあたしの分の食器も持っていく。

のんびりしたイメージなのに、ちゃんと一人暮らししてるんだなって。