「本当⁉︎嬉しいなー!!」
ワクワクが隠しきれていない2人の頭を撫でる。
「と、いうわけで。流星くんを少しお借りしてもいいですか?」
立ち上がり、紫苑くんをみる。
次は紫苑くんの説得だ…!
「それはさすがに迷惑かけすぎだから連れて帰るよ」
「お手伝いしてくれるのに迷惑じゃないよー。むしろ助かる」
「アイツのお手伝いは足手まといだ。やる事を逆に増やすだけなんだから」
どこかイライラしたような紫苑くんの声。
確かに小さい子はやる事を増やすけど…。
「燐奈の方がすごいから絶対。だから大丈夫。みんなでワイワイしながら作るのって楽しいから好きなんだ。ダメかな…?」
笑顔で伝えると、紫苑くんはため息をついてから、また困ったように笑ってくれた。
「侑未ちゃんには勝てそうにない」
「じゃあ、流星くんとお菓子作りしてもいい?」
「侑未ちゃんがいいなら。でも俺も買い物にはついていく」
「やったー!ありがとう!」
ワガママ聞いてもらっちゃったなー!

