「さて。残るはお前だなー」



瞬殺で地面に転がった3人の向こうにいる男を見る。



「へぇ…。黒桜のトップって伊達じゃないみたいやな」




ニヤッと笑いながら私の目の前に立った、茶髪のチャラ男。




「伊達でそんなレッテルいらねぇよ。つか、真実でもいらねぇっつの」


「俺がお前に勝てば黒桜のトップは俺や」


「勝手にしろって。まあ…負けるなんて私のプライドが許さないからありえないけどな」


「そう来ねぇと。…いくぜ!」





チャラ男がこっちに向かって来るのを待ち、拳を交えた。