なぎせんせい。
先生⁉︎
「あ、りんなちゃん!」
「りゅうくん!」
私が驚いている間に燐奈は小さな男の子と奥に走っていった。
「燐奈のお姉さんだよね?」
燐奈達を見届けてから立ち上がり、私に笑顔を向けてくれた。
「あ、はい。早瀬侑未です。よろしくお願いします」
「侑未ちゃんね。俺は水野渚沙です。こちらこそよろしく」
「はい。水野さん、これからお世話になります」
「俺のことは渚沙とか渚でいいよー」
「じゃあ、渚さん」
この茶髪のチャラそうなイケメンが先生か…。
「あ、私そろそろ学校行きますね。燐奈のことよろしくお願いします」
「はいはーい。任せてー」
渚さんに頭を下げてから保育ルームを出た。

