それで、すごくやきもち妬いたんだっけ…私…



嫌な予感的中したし…



この子、教師になったんだ…



「はぁ…」



「ため息ついたら、幸せ逃げちゃうよ〜由愛ちゃん」



「松田先生…なんでここに?」



「なんでって、休憩はじまってるよ?」



「え…いつの間に…」



「休憩に気づかないなんて、由愛ちゃんらしくないね。どうしたの?」



「松田先生…私のことどういうふうに見てるんですか…」



「ん?しっかりしてるけど時にドジする人?」



「なんですか。その印象。」



「ははっいいのいいの。いい事だから。それで、ため息なんてついてどうしたの?」



「別になんでもないですよ…」



「紘人のこと?」



「なっ…!」



「あ〜ビンゴ?」



「誰かに聞かれたらどうするんですかっ!」



「大丈夫、大丈夫。内緒話は聞こえないらしいから。」



そういう問題じゃ…



てか、内緒話というより小声で話してるだけだし…



ん?これを内緒話と言うのか?



まあ、いいや。



「それで、どうしたの?」



「いや…ライバル登場といいますか…なんといいますか…」



「あぁ〜原田先生?」



「まあ…はい…」



「昔から紘人のこと好きだもんな、あの子。」