なんて自分に言い聞かせながら由愛の寝顔を見ていた。



はぁ…俺、寝れるかな…



それにしても、両想いになったのはいいものの、朔弥は要注意人物だな。



あいつ由愛のこと好きだし。



いつ動くかわかんないし。



これも全部慎のおかげだな。



お礼…言わなきゃな…



俺は、ケータイを取り出し慎の連絡先を見つけ発信ボタンを押した。



プルルルルル



『もしも〜し』



「あ、慎?」



『おお〜紘人〜どうした?』



「お前のおかげで間に合ったよ」



『そっか。よかったな。』



「ありがとな。」



『お礼は、今度飲みに行った時にしてね〜』



「…わかった。」



『話も聞かせてな〜じゃ、お幸せに!大事にしろよ。』



「当たり前。またな」



やっと手に入れたんだ、もう離すかよ。



「あんまり他のやつにかわいい所見せんなよ?」



そう言って俺は由愛の額にそっとキスを落としたーーーーーーーーーーー