「いつまで掴んでんだよ。」



「なんであなたがここにいるんですか?」



敵意むきだしの朔弥に対してまだ混乱してる由愛。



2人の温度差に少しおかしかったけど、それよりも目の前にいるやつのことの方が気になった。



お前こそなんでいるんだ?と聞きたかったけど、一刻も早く由愛と話しがしたいから適当にあしらった。



そして、部屋で気持ちを伝えやっと両想いになれた俺たち。



思ってたより、時間が過ぎてたから由愛を泊まらせた。



って言っても隣同士だからあんまり意味ないけど…



気持ちが通じあったのがうれしくて、無理矢理泊まらせてしまった。



挙げ句には一緒に寝ることになり…



なんてことを言ってしまったんだと後悔した。



俺に背を向けて寝ようとしてた由愛をこっちに向かせた。



はずかしがっている由愛をかわいいなと思って見ていると突然、抱きしめてほしいと言ってきた。



さすがに驚いたし、我慢できるかわからなかったけどはずかしがっている由愛があまりにもかわいかったから希望に応えた。



安心したのか、すぐ眠った由愛。



その寝顔に俺は、ため息が出る。



かわいいけど、無防備すぎ…



てか、俺さっきからかわいいしか言ってないじゃん…



自覚するとこんなに思っちゃうもんなの?