「意識してやってるわけねぇーよな〜」



はぁ…となんでため息をついているのかわからない私は、ただじっと見つめることしかできなかった。



「そんなに見んな。ばか。」



「ば、ばかって…!」



「仕方がないから、してやるよ」



と言って抱きしめてくれた工藤先生の腕の中は、とても暖かくて少し冷え始めてきた季節には、ちょうど良く私はすぐに意識を手放した。



工藤先生が「天使みたいな寝顔しやがって。そんなかわいい顔、誰にも見せんなよ?」と言いながら、おでこにキスをしてたことをスヤスヤと寝てる私は当然、知る由もないーーーーーーーーーーー