「なんで朔弥がいるの?!」



「なんでって、こっちで就職したからだよ。」



私がなぜこんなに驚いているのかというと…



さかのぼること1時間前ーーー



私はいつものように休日をダラダラと過ごしていた。



ねむ…



ちょっと2度寝しよ…



そして、2度寝しようとしたら



ピーンポーンーー



インターホンがなった。



ん…?



誰だろ…



ノロノロと起き上がって、ドアを開けると…



「は?」



「よぉ、由愛。久しぶりだな。」



「なんで朔弥がいるの?!」



「なんでってこっちで就職したからさ」



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そして、今にいたる…



「い、意味わかんないんだけど?!」



「なにがわからないの?」



「なんでこっちに就職したのかとかなんで私の家知ってるのとか!!」



「こっちに就職したのは恋してる子に会うため。そして、由愛の家を知ったのは道を通りかかった時、たまたまこのアパートに入って行くの見かけたからかな?」



「私、全然気づかなかった…」



「そーゆー所とか変わってないね、由愛。」



私が今話している人物…前島朔弥(まえじま さくや)は、幼なじみ。