「今日もお疲れ様でした〜」



ふぅーー!疲れた〜



「よし、みなさんカラオケに行きましょう!!」



といきなり言い出したのは、教頭の佐野先生。



「いいですね!行きましょう!」



本当にカラオケ好きだなこの人たち…



この前も行かなかったっけ?



「明日学校なのにいいんですか?」



「それとこれとは別だよ、宮本」



あ〜そうですか



「宮本先生も行きましょうよ!」



「あ、いえ…私は…」



「ダメだ。行くぞ宮本」



なぜあなたに決められなきゃいけないんですかね、工藤先生



「別に私は行く気なんて…」



「いいのか〜?お前の歌みんな楽しみにしてるんだぞ?」



うっ…



ていうか!佐野先生そんな目で見ないでよ!!



「わかりました、わかりました!行きますから佐野先生!!その目やめてください!!」



「じゃあ、今から行きますか〜!」



はぁもう…


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「宮本せーんせい!」



ん?



「あ、松田先生…」



1組担任の松田先生は、女好きで有名だけど…この人本命いると思うんだよね



それに、生徒達からも結構人気だし



「宮本先生は、歌わないんですか?」



「私は人前で披露するほどうまくないので…」



「でも、音楽の先生じゃないですか〜」



「それは…スイッチ入ってるから教えられてるわけで…スイッチ入らないと無理ですよ」