今日は私の大事な大事な親友綾の結婚式



だから、いつもより化粧を濃くしてる



ドレスは私の好きなパステルピンク



そして、私が1週間考えたスピーチを読み返していざ、結婚式へ!!



おっと、その前に…



ピーンポーンーー



ガチャーー



「由愛、準備はえー……な…」



な、なんだろう?



なにか変?



化粧濃すぎた?



「工藤先生?なにか変ですか?」



「いや、なんでもない。いくぞ」



なによ。目も合わせないで。



ていうか、いつの間にか呼び名由愛になってるし…



学校では宮本先生だから、プライベートと使い分けてるのね…器用な人…



でも、さっき私の横を通った時、一瞬頬が赤く染まっていたのは気のせい…?



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新婦の控え室は…ここだ…



コンコンーー



「はい」



ガチャーー



「あら、由愛じゃない!!来てくれてありがとう」



「綾ぁぁぁ〜すごくきれいだよ〜」



「由愛もかわいいよ。似合ってるそのドレス。」



「ありがとう綾〜」



「こらこら、まだ泣かないでよ?式始まってないんだから。」



「泣いてないもん」



うるうるはしたけど。



「それより、工藤先生連れて来た?」