ある日、俺は宮本がアパートに帰るのを見かけた。



そこは以前、俺が住もうか迷っていた所。



すぐに俺は不動産屋へ行って、そこのアパートに引っ越した



前住んでたマンションは家賃が高いくせに設備は全然整ってなかった。



だけど、このアパートは安い上に設備がものすごくいい



あいつを近くで見守るのは丁度いいと思った



宮本…由愛は、無自覚な上に鈍感だ



あいつが来てからほとんどの男の先生が見てることに本人は全く気づいてない



それどころか、アドバイスもらおうと話しかけてる



まあ、話しかけてるのは男の先生だけじゃないけど…



ほっておいたら、いつか襲われそうで怖い



だから、俺は偶然空いていた由愛の隣に住むことにした



引っ越しの日、由愛は部屋にいなかった



まあ、休日だからいないのは当たり前なんだけど…



せっかく挨拶する時に驚かせてやろうと思ったんだけどな〜



とりあえず今日は、ダンボールをリビングに運ぶか…



その後、俺は1週間かけてちょっとずつダンボールの中を片付けていった



そして、今日は1日家にいれる日



俺は朝からずっと片付けをしていた



ガタンーー



思ったより重いな…



それからずっと片付けに集中していた俺はインターホンがなっていることも、鍵が開けっぱなしなことも全く気づかなかった