そう言って笑いながらお風呂から出てきた由愛



「紘人、お疲れ様」



お風呂上がりなのかすごく色っぽい…



俺さっきからこればっかじゃないか?



はぁ…



「まぁーまぁ!」



「どうしたの〜ママは遊べないよ〜」



「うー!」



「そんな怒られてもね〜あ!じゃあ歌ってあげる!」



そう言って歌を歌いだした由愛



相変わらず上手い…



思わず聴き入っていると



「あ、奏音寝ちゃった」



「もう?歌い始めたばっかだよな?」



「疲れたんじゃないんですか?」



「そうかもな。由愛の歌を聴いたからっていう理由もあると思うけどな」



「え?どうして私の?」



「お前の歌は癒しだよ。疲れがふっ飛ぶ」



「そんなこと初めて聞きました…」



「お前の歌声はそれぐらい人を惹きつけるんだよ」



だから、奏音もすぐ寝たんだろう



「じゃあ、奏音を寝かせて来ますね」



顔を赤くしながら由愛は逃げるように寝室へと向かった



かわいいやつ



少したってから俺も寝室へと向かうと寝ている奏音を愛しそうに見つめている由愛がいた



その姿がやっぱり天使のようで…



「ひゃっ…」



思わず、後ろから抱きしめた



「びっくりさせないでくださいよ〜」



「あ、つい…」