カタカタ



あっ…間違えた



カタカタ



また間違えた…



カタカタ



できた!!!



パソコンとにらめっこしてから4時間



時計を見ると、6時半を回っていた



紘人に連絡をして迎えを待つ



その間、なにをしようか迷った挙句、外の自動販売機でココアを買おうと思ったので外へ出ようと席をたった



その瞬間、ふらつき誰かに支えられた



「由愛ちゃん、大丈夫?」



「あ、松田先生…」



「顔色悪いけど、風邪?」



「いや…そんなはずはないです…熱ないですし…」



「確かに、見るからになさそうだけど…」



「たぶん貧血だと思います」



「貧血にしては痩せてない?」



「え?」



「前より痩せてる」



「そういえば、最近食欲ない…」



「また倒れるといけないからとりあえず、保健室行こうか」



「あ、はい…」



松田先生に促され、保健室へ来た



ガラガラーー



「失礼します…」



「あら、工藤先生どうかしたの?」



今でも工藤先生って呼ばれるのは慣れない



じゃなくて!



「ちょっとふらついて…」



「う〜ん、こっちに来てくれる?」



「はい」



新しく代わった磯川先生の前にあるイスに座る