なんとそこには…



「あ、宮本じゃん」



「な…なんで工藤先生がここにいるんですかっ!!!」



そう…隣の部屋の住人は工藤先生だったのです



「なんでって、俺の部屋だから」



「なにしてるんですか!」



「みりゃわかるだろ。ダンボールの中片付けてるんだよ」



「なんで今なんですか?引っ越してきたの確か1週間くらい前ですよね?」



「仕事がたくさんあってやってる暇がなかったんだよ」



「でも、なんでここのアパートに?」



もっといい所その辺にあるのに



「ここは、家賃が安い上に創りもいい。」



確かに…



私も家探しに来た時、すぐここにした



安くて設備がよかったから



「あと…」



「あと?」



な、なによ…



早く言ってよ!!



「もう1つの理由はまだ教えない」



はぁ?!



「なんでよ!!」



「内緒」



「い、意味わかんないし!」



「それより、引っ越しの手伝いしてよ」



「なんで私が手伝わなきゃいけないのよ」



ていうか、私いつの間にか敬語使ってなかったし…



まあ、いいか、プライベートだもんね



「いいじゃんいいじゃん。ほれ、まずこれから」



はぁ…仕方がない…手伝うか…



「手伝ったら帰りますからね!!」