店員さんに呼ばれ向かった先は、ピアノの前に立っている工藤先生の所



わけもわからないまま工藤先生の前まで行く



「宮本由愛さん」



「はい…」



「俺はもうお前としか一緒にいられない」



そう言ってどこにしまって置いたのか、ピアノから小さな箱が出てきた



工藤先生は中を開けた



キラキラと光る物を見て私は、涙が溢れる



「俺と結婚してください」



「はい…」



『わーーーー!!!!』



「おめでと〜!!」



「感動したぞー!!」



「お幸せに!!!」



私が返事をした瞬間、さっきまで静かだったのに一瞬にしてうるさくなった



あちこちから祝福の言葉が飛び交う中、工藤先生は私の薬指に指輪をはめた



「愛してるよ、由愛」



「こんなのずるいですっ…」



泣きながらそう言うと工藤先生は、私を抱きしめた







27歳の誕生日は今までより最高の誕生日になりましたーーーーーーーーーーーー