由愛と愛し合った後、すぐに寝てしまった俺の大事な人



ちょっと無理させすぎたなって思ったけど、優越感のほうが勝ってる



目の前には俺のそばで眠る天使。



その身体には"俺のもの"という主張された赤い印がたくさんある



まさか、こんなにも独占欲が強いとはな…



山本翔太という男が来てから由愛はそいつのことしか考えてない



あいつはわかりやすいからすぐになに考えているかわかる



しかも、山本は由愛の塾の先生だったとか



正直、怖かった



こいつがまた離れていくんじゃないかって



もし…また離れていったら俺はどうなる…?



無理だ



想像しただけでも体が震える



絶対にこいつだけは手放せない



何年かかって手に入れたと思ってんだよ



他の男なんかに渡してたまるもんか



由愛は、あいつは自分のこと好きじゃないって言ってたが好きじゃないからって普通女になてなでなんかするかよ?



その光景をたまたま見たときは殴りそうになった



だから、早く帰ったけど結局このイライラを由愛にぶつけてしまった



しかも、見えるところに付けちゃったし…



余裕が無くなるとこうなるんだな、俺って



別にいつも余裕があるっていうわけじゃないけど…